滋賀県醤油組合研修 大野醤油
先日のお話( ´ ▽ ` )
滋賀県には、滋賀県醤油工業協同組合いう組合があります。当店でも日頃から製造や仕入れなど色々お世話になっている組合です。この組合に滋賀県は約44軒の醤油屋が入っていますが、これも後継問題や表示法改定、製造方法の規定など厳しくなる法律など様々な問題より辞めてしまわれるお店が増えております。これにより、組合に属するお店が少なくなることで、組合の運営ができなくなり、組合自体が解散してしまっている県もあります。滋賀県も人ごとではなく、同じような問題に直面しているお店は沢山ありひと事ではありません。
今回は、そんな組合の青年部(青年部といってもいい年のおっちゃんばかりですが。笑)で先週旅行に石川県、福井県に行ってきました( ´ ▽ ` ) 皆さんはお醤油の日本五大産地って知ってますか?有名なのは醤油発祥の地とも言われる和歌山県湯浅という場所で、“湯浅醤油”醤油のブランドです。
そんな五大産地の1つが石川県の大野という地名の“大野醤油”です。狭い地域に何軒も醤油屋があります。そんな中で、今回は直源醤油様にお邪魔してきました( ´ ▽ ` )
昔ながらの景観を大切にされながら、一方中に入ると、働きやすい環境が整えられていて、石川県ではとても有名な醤油屋さんです。多い時には、1日1万本以上も製造し出荷されるとのお話にただただびっくりするばかりでした。
しかし、ながらこれだけ多くの本数を出荷するお店でも、醤油販売だけでは厳しいため以下のような商品開発を日頃から取り組まれ、醤油加工品に力を入れられていました。
これ↑全部醤油や醤油を作る過程で使う麹をつかったドレッシングなんですが、色鮮やかで、どれもとても美味しかったです。ちなみにこれらは、直売店のみ試食させていただけます。また、お買い求めは、高島屋など百貨店、ホームページからとのことでした(http://naoeya-genbei.jp)。紅白にもなりお祝いにもらったり、あげたり、ちょっとお口のこえた方へのおみあげにはとてもいいと感じました。社長は「日々、アイデアと研究です。失敗も沢山あります」とお話ししてくださいました。
通常醤油は塩分16パーセント程塩分があり、12%を下回ると減塩にはなりますが、非常にカビも出やすく保管が難しいのですが、その辺もさすがでした。減塩醤油…って名前もいいですが…赤ちゃんしょうゆ…とても魅力的な名前でいいですよね( ´ ▽ ` ) 笑 勉強なりました。
長々と書かせていただきましたが、現実大野に残る醤油屋は、21軒しか無くなってしまい、地域をあげて協力しあって組合を盛り上げておられました。先ほども書きましたが滋賀県も44軒ある醤油屋も10年後には、今のままでは半分以下になるのではないかと予測されます。そうなると組合の運営も厳しくなるのは間違いない状況ですので、今回の研修は本当に個人のお店としても、組合青年部としても有意義な時間を過ごさせていただきました。
0コメント